金融や投資の世界では、「取らざるリスク」という言葉がある。有事になどの状況でも、リスクを取らざるリスクについて考えねばならない。いわば、ベイジアン確率的発想である。しかし、法律や政策では、まだ、そういう発想はなく、それを問うと、「仮定の質問には答えられない」となる。
フクシマ3.11でも大地震で津波が来るかどうか、知床観光船でも海上の波浪がどうか、極めて確率論が入る世界で善管注意義務が議論になる。台湾有事対応でもそうだが、日本では、言霊思想があり、縁起でも無いことを考えるのは嫌われ、リスクを想定するという習慣がない。
そういう中で、土地取得についてのケースは興味深いのではないか
